包括的教育プログラム

IN-Childプロジェクト


  発達の遅れや知的な遅れが見られる子だけでなく、情緒面や身体面にニーズのある子、家庭に悩みをかかえる子。この子たちには担任の先生だけではなく、専門家を含めたチームでの包括的教育が必要です。これまで「気になる子」「気がかりな子」と呼ばれていたこの子どもたちを「IN-Child(イン・チャイルド)」と名付けました。

 

 このプロジェクトでは、IN-Childの教育のためにプロジェクトチームと先生方がチームを組んでIN-Child一人ひとりの教育プランを作ることを目的としています。


5つのポリシー

子どもを大人の目線で見るのではなく、また、大人の作った枠ではなく、子どもの枠で子どもを育てる

人は変化するということを前提に、個人の「今」の「教育的ニーズ」を把握し、継続的支援を行う

人を取り巻く環境を整備するために、教育や医療、福祉等の連携システムを構築する

誰でもIN-Childプロジェクトに参加できるようにし、差別と偏見をなくすように努力する

国際的な観点を取り入れながら、国際的に通用する研究をする


包括的教育プログラム

プロジェクトの内容


IN-Child Record*の記入

担当する子どもの様子を観察し、IN-Child Record*を用いて評価します。

 

*個人が特定できる情報は取得しません。また、個人が特定され得る情報がある場合、そのIN-Child Recordは破棄します。

*IN-Child Recordとは、IN-Childの特徴や生活面、学習面のニーズを明らかにする度です。


②  IN-Child Recordの分析

③  IN-Child個別の教育プランの作成

 

IN-Child Recordの結果を分析し、IN-Child個別の教育プラン*が作成されます。教育プランの作成のために、国内外の多様な教育実践を収集・分析することで、教育効果の認められた実践を提案します。


IN-Childプロジェクト

目指す方向性


※クリックすると拡大できます

  • IN-Child Recordを共通言語とした連携システムにおいて情報共有を円滑にする「多職種連携ツール」
  • 教育的ニーズを評価し適切な支援を提案するための「実態把握ツール」